統合失調症 双極性障害

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双極性障害と総合失調症の違いとは

双極性障害は、診断が難しいと言われる障害です。双極性障害は、単極のうつ病と区別することも難しいですが、総合失調症との区別も難しいです。というのは、幻覚や妄想が特徴的に現れる総合失調症と同じく、双極性障害も躁状態・うつ状態の極期の症状によっては幻覚や妄想が現れることがあるためです。総合失調症との違いを確認してみましょう。

 

双極性障害
双極性障害は、躁状態とうつ状態を繰り返す精神疾患です。躁状態では、気分が高揚しており、とても活動的ですが、注意が散漫となり関心が次々と移り変わるため、一つことに集中して取り組むことができず何一つ成し遂げることができなくなります。また睡眠欲の後退によりあまり眠らなくなります。うつ状態では、憂鬱な気分に陥り、何事に対しても無気力となります。最悪のケースでは自殺に至ることもあります。これらの躁状態とうつ状態を数ヶ月単位などで繰り返します。

 

総合失調症
総合失調症は、幻覚・妄想といった症状が現れる精神疾患です。前兆期、急性期、慢性期、回復期と4つのフェーズに分けられ、症状は、数週間単位の急性期、数ヶ月単位の慢性期、数年単位の回復期と経過をたどると一般的に言われています。

 

前兆期
不眠に陥ったり、物音や光に敏感になります。これらは健常者でも経験することですので、発症の前兆としては見逃されがちです。

 

急性期
総合失調症の特徴的な症状である幻覚や妄想、幻聴が現れます。極度の不安、緊張感、あらゆるものに対する過敏な反応、そして幻覚や妄想、幻聴に苛まれ、周囲とうまくコミュニケーションをとることが難しくなります。
幻覚や妄想、幻聴の具体例
被害妄想や誇大妄想をはじめ、常に誰かが追いかけてきていると思い込む追跡妄想、毒を盛られたように思い込む被毒妄想などがあります。幻聴としては、動物が話しかけてくる、誰かに「死ね」と言われている、などがあります。

 

慢性期
急性期の次に、感情が乏しくなり、世間に対する関心がなくなり、引きこもりがちになります。無気力で何もしなくなり、いつも寝ていたりなどして過ごすことが多くなります。また突然、意味もなしに笑ったり、場違いで不自然な表情を現わすことも増えてきます。
この期間は精神状態が不安定になっており、何かの刺激により、急性期に突然戻ってしまうこともあります。

 

回復期
症状がだんだんと治まり、無関心・無気力な状態から回復してきますが、この時期には、その後の社会生活を送る上で影響を及ぼしかねない程の、人格の荒廃、認知障害がみられることがあります。

 

総合失調症の現在の状況
今日では、総合失調症の社会認知の向上、効果的な心理療法の充実、また画期的な新薬の開発によって、治療について期待できるようになりました。症状にはよりますが半数以上の患者が日常生活に支障をきたさない程度の症状を保ち、自立した社会生活を送っていると言われています。


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