愛着障害 抑制型

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愛着障害の抑制型

愛着障害は、乳幼児期に養育者(両親)から、適切な愛情を得ることなく成長してしまうことで、陥ってしまう後天的な障害です。適切な愛情を得られない状況とは、虐待や無視を含む放置(ネグレクト)、養育者が頻繁に交代してしまうなどして、特定の愛着関係を築けないことです。

 

 

そして、抑制型愛着障害は、誰に対しても愛着せず、非常に警戒深くなってしまいます。具体的には、世話をしてくれる養育者に対して、警戒心を抱いてしまい、甘えたいと思っていても、素直にそれを出すことができず、気持ちとは裏腹に、優しくされると怒り出したり泣いてしまったり、嬉しいはずなのに非常に矛盾した態度をとってしまいます。

 

 

愛着障害の原因は、環境による後天的なものですので、環境を整えてあげることで良くなります。人を信じることができなくなっていますので、簡単には心を開くことができませんが、愛着障害に陥り人に対して不安や警戒心を抱いていることを少しずつ解きほぐすように接するようにします。

 

 

愛着障害を抱えたまま大人になると、やはり人を信じることができないため、素直な態度をとることができず、周囲とうまくいかないことが多くなります。そして結果的に孤独な状態で過ごしがちになります。この周囲と上手くいかないことは、特に恋愛や結婚の場面では致命的な大きな問題となります。恋愛や結婚相手を信じることができずうまく甘えることができなかったり、もしくは相手から甘えられたり頼られたりすると、実際には嬉しく思っているはずなのに、どのように対応してよいか分からず怒りだしたり泣きだしたり、相手を遠ざけようとしてしまうからです。このように、仮に恋愛や結婚生活のはじめはうまくいっても、関係を長続きすることはできません。

 

 

抑制型愛着障害は人を全く信用できないため、自分の感情をうまく人に伝えることができない障害です。これを改善するためには、身近にいる人を信じられるようになり信頼関係を築き安心できるようにすることです。そのためには、身近にいる人の協力が不可欠となります。
そして自分の愛着障害を自覚し認識すること、自分のことを否定せず受け入れられるようになることです。自覚があれば、愛着障害克服のための行動をとることができます。

 

 

愛着障害は必ず治りますが、治るまでには相当な時間を要します。時間を掛け、少しずつ周囲に対して安心できるようになることで克服できるようになります。すぐに目を見張るような改善はありませんが、焦ってはいけません。


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