愛着障害 試し行動

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子供の試し行動と愛着障害

◆子供の試し行動とは
子供は2歳前後になると、第一次反抗期に入ります。これは健全な発達段階の1つです。両親をはじめ関わる人(兄弟や家族、保育園の先生など)に対し、人を試すような行動に出ます。いわゆる「試し行動」と言われるものです。試し行動は、両親や養育者が困ることをわざとして、その反応を見ようとする行為です。追いかけてもらいたくて逃げたり、駄々をこねたり、暴力的なことをしてみたりします。

 

 

子供は、この試し行動を通し、大人の反応を見ており、物事の良し悪しを理解していきます。わがままに振舞ったことに対し、「今の行動はOK?」「これはやり過ぎ」といったように自然に身に付けていきます。ですので、度が過ぎた振る舞いや、無茶なわがままに対しては、厳然たる態度で「ダメだ」と叱ってあげる必要があります。むしろ行き過ぎた行為に対し、子供は叱られることを期待しているといっても良いでしょう。

 

 

この場面で、子供のわがままに付き合ってられないと、子供のことを無視したり、適当にあしらうと、結果的に子供は愛着障害を患ってしまう可能性があり、人を信じられなくなります。子供は構ってほしくて、色々な試し行動に出ているのです。

 

 

時に、子供の試し行動がエスカレートしてしまい、親が子供のわがままに振り回されてしまうことがあります。まるで「自分の思い通りに振舞う暴君といつも顔色をうかがう家来」といった関係に陥ってしまうと、子供は物事の良し悪しを判断できなくなるばかりか、親子の信頼関係がなくなり愛着が形成できなくなってしまいます。ダメなことはダメときっちり伝えるようにしましょう。

 

 

試し行動が激しい子供の場合、以下の点に注意して対応しましょう。
1.子供の試し行動に対し、決して動じない(動揺を悟られないように)
2.毅然と対応する(ダメなものはダメとはっきり伝える)
3.子供ができることは自分で積極的にさせる
4.子供の能力を超えていることは強要しない
5.「〜してはいけない」よりも、「〜してほしい」を意識して伝える
6.根気強く接する(あきらめない姿勢を見せる)

 

 

試し行動は、成長の過程で見られる一過性の行為です。試し行動は、子供自身が悪いと認識していることを「あえて」して、親の注意を引きます。「こんな悪いことをする自分でも愛してくれますか」「本当に自分を嫌いではないか」ということを試そうとしています。親からの愛情や信頼を確認できるまで続きます。子供の挑発に乗るのではなく、冷静になり毅然とした態度で接することで、試し行動はおさまります。


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