自閉症 愛着障害

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自閉症と愛着障害

◆自閉症とは
自閉症とは、社会的コミュニケーション能力に困難が生じる、または極度のこだわりが見られる精神障害です。具体的にどういった過程で生じるのかは未だに解明されていませんが、先天性の脳機能障害とされています。愛着障害が、乳幼児期に何らかの形で愛着を絶たれ、発症する後天性の障害であるので、全く違うものであることが分かります。

 

 

繰り返しますが、自閉症は、親の育て方や環境が原因ではなく、脳機能が関係する発達障害の1つです。生活している中で入ってくる、さまざまな情報を意味のあるものとし整理できず、多くの情報を認知するのに混乱が生じてしまう脳機能の障害です。

 

 

◆自閉症の特徴
自閉症の症状は、人によって千差万別で、症状の種類は多岐に渡るのが特徴です。ただその中で、必ず根底となる能力障害が3つあり、この「3つ組」の障害がセットで明確に現れた場合に「自閉症」と診断することになっています。

 

 

1.対人関係における質的問題
自閉症には、殻に閉じこもり人と接することを避けるイメージがあるかもしれません。要は、人との関わる「量」が極端に少ないと思われがちですが、そうではなく、むしろ、知らない人に急に話しかけるなど、自分と他者の関係を正しく認識できず、実際は人見知りがない程です。子供の場合、母親への後追い行動が見られない場合もあります。つまり、量が問題ではなく、質的問題です。

 

 

2.コミュニケーション技術における質的問題
自閉症の場合、乳幼児期に、ほとんどが話し言葉を覚えることについて遅れが見られます。あるいは遅れがなくとも、覚える言葉の著しい偏りがある場合があります。通常の子供は、日常に必要な言葉、ママ、パパ、マンマ、ネンネなどから覚えていき、覚えた言葉を使っていきます。言葉は使うために覚えるからです。
自閉症の子供は、興味のある言葉や繰り返し耳にする言葉は覚えるのですが、日常に必要な言葉を覚えなかったり、覚えた言葉を独り言として呟いたりします。
また視線の使い方も奇妙なことが多いです。視線を合わせなかったり、異常なほど他人を凝視したり、と目配せの意味などを理解しようとしません。つまり、コミュニケーション技術の質的問題があります。

 

 

3.不確定要素を苦手とするイマジネーション障害
自閉症の場合は、不確定要素を嫌い、強いこだわりを見せることがあります。AかもしれないしBかもしれないとった不確定で、臨機応変な対応を求められる状況を苦手としており、ときにパニックに陥ります。本来ならできるはずのこともできなくなってしまいます。そのため、いつもと同じ道を辿ったり、物の置き場所に強くルールを設定したり、と「いつも同じ状態であること」に固執しています。

 

 

・「3つ組」以外の障害
自閉症の「3つ組」以外の付随症状としては、興味が向くとまっすぐでその為に手を離すとどこに行ってしまうか分からないといった落ち着きのなさ、睡眠のリズムが不規則で極端に睡眠時間が短いなどの睡眠障害などがあります。

 

 

以上のように自閉症と愛着障害は大きく違います。一見症状は似ているのですが、中身が違うため、気になる場合は、専門医にしっかりと相談した方が良いでしょう。


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