愛着障害 原因

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愛着障害の原因について

◆乳幼児期の愛着経験
乳幼児期に、子供は不安を感じた時、また不快感を感じた時に、保護者に対し助けを求めます。例えば、恐怖を感じた場合に泣いて保護者を呼んで助けを求めます。お腹が空いた場合や何かしてもらいたい場合にも泣いて保護者に頼ったりします。

 

 

これらの場合のように、保護者が近くに来て世話をしてあげることで、乳幼児は安心感を得られ、保護者に対して愛着を持ちます。
このように何度も繰り返し愛着を持てる経験をすることで、乳幼児は他者との関わり方を学びます。コミュニケーションの基礎と言えますね。

 

 

これが、正常な乳幼児の保護者(多くの場合は両親)に対する愛着の状態です。

 

 

◆愛着障害の原因について
愛着の状態は、乳幼児のしてほしいことを保護者が適切に応えてあげ、乳幼児が安心を感じることで得られるのです。一方、乳幼児のしてほしいことに対し応えてあげないとどうなるのでしょうか。
はい。乳幼児は保護者に対し安心感を得られず、愛着を持てません。これが愛着障害の原因です。

 

 

乳幼児期に、保護者との間で愛着を持てなかった場合、成長しても他者との関わりの中で安心感を得る感覚がなく、他者に対し必要以上の警戒を現わしたり、もしくは無防備に他者にベタベタと近寄っていったりと、他者との適切な距離を保てなくなります。

 

 

保護者が、乳幼児に対し虐待をしていたり放置していたりするケースは、愛着障害の原因として分かりやすい例ですが、その他にも、日によって構ったり構わなかったりと気まぐれなケースや、保護者がころころと変わったりケースも愛着障害のケースとして考えられます。

 

 

次のような例があります。
かつてイスラエルのキブツという場所で、子育てをもっと効率的にしようと、社会的に、ある試みがなされました。
親がそれぞれの子供だけを世話するのではなく、複数の親で分担して、まとめて子育てすることで、時間が効率的になり、子供の自立も促されるはずだと考えられました。

 

 

しかし結果、成長した子供達はどうなったかといいますと、無気力で、周囲に無関心となり、コミュニケーション障害を抱えてしまったのです。分担して子育てすることで保護者との間で特別な結びつきがなくなり、十分な愛着の状態を得られなかったのです。

 

 

愛着の状態は、些細なやりとりの積み重ねの中で、乳幼児が安心を感じることで得られます。特別なことではなく、乳幼児期に不安を感じた時に対応してもらえなかった、それが続くと、愛着を得られず、愛着障害を患うことになる。愛着障害の原因は、誰にでも陥る可能性がある、もしくはあったのです。


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